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県内の商業施設で体験型アミューズメント場の開業が相次いでいる。自然と環境をテーマにした学びの提供や、拡張現実(AR)技術を用いるなど、各店は違いを打ち出す。子育て世代などの「コト消費」需要を掘り起こして来店を促し、商業施設全体への波及効果を狙う。

エディオンピースウイング広島(中区)そばで8月1日に開業する商業施設ヒロパの一画には、カーゾック(三重)が木育をテーマにした「kiond(キオンド)ひろしま」を開く。0〜6歳が対象で、三重に次ぐ2店目。木製のジャングルジム=写真①=や滑り台、おもちゃを置くキッズプレイパークに加え、ライブラリーカフェ、木質生活雑貨の販売スペースも備える。箸づくりや伝統工芸が学べる体験イベントも計画。1号店の2023年来場者数は約16万人で、それ以上の利用を見込んでいる。イオンモール広島府中(府中町)には2施設がオープン。イオングループのイオンファンタジー(千葉)は4月26日、親子向けのプレイグラウンド「ちきゅうのにわ」を開業した。コンセプトは「地球の面白さや自然の大切さが学べる」。3階の約1350平方㍍に設けた「火山」、「氷山」、「森」など計8エリアには、投げ入れたボールが噴火するように飛び出す模型=写真②=や、海に浮かぶ巨大な氷をイメージしたふわふわ遊具などを配置。SDGsに関するワークショップも催す。東京、沖縄に次ぐ3拠点目で、「同モールは国内で屈指の集客力がある。近年、体験を通じて子どもの成長を促したいと考える親が増えており、こうした需要をしっかりと取り込んでいく」(広報)。

同じフロアにはバンダイナムコアミューズメント(東京)が7月10日にバラエティー番組のようなアクティビティを楽しめる「VS PARK」を開く。足つぼマットの上でプレーする「足つぼPK」や、回転する2本のバーを飛びながらかわす「ジャンプ×ジャンプ」=写真③=など計26のアトラクションをそろえ、学生グループやファミリーなど幅広い層の利用を想定する。同モールはさらなる集客力向上へリニューアルを進めており、阿部憲一ゼネラルマネージャーは「広島や近県にはテーマパークが少ない。単なるショッピングの場ではない付加価値を提供することで、顧客満足度を高めたい」とする。このほか、デジタルテーマパーク「リトルプラネット」運営のリトプラ(同)が23年11月に西区のレクトに出店。だるま落としや塗り絵といった昔ながらの遊びにAR技術を融合させた8種の遊具を備え、週末は親子連れでにぎわうという。ゆめタウン廿日市には、バンダイナムコアミューズメント子会社のプレジャーキャスト(同)が人気アニメ・クレヨンしんちゃんをテーマにした遊戯場を22年12月に開いた。
担当記者:道本