食品パッケージ商社のシンギ(中区、田中友啓社長)とイズミグループでたこ焼き店「たこ一番」を運営するイズミ・フード・サービス(西区)は2月、国内初のたこ焼き用バガスモールド容器を共同開発した。長さ244×幅120×高さ33・8㍉。サトウキビの絞りかす「バガス」が原材料の使い捨て容器で、紙製よりも木材の使用量を、プラスチック製よりもCO2排出量を減らせる。フード社は、シンギが2022年に開発したお好み焼き用バガス容器を23年から自社ブランド「お好み一番地」で導入しており、プラスチック製に比べて通気性が良く、時間がたってもおいしく食べられることを評価していた。24年上旬にフード社がシンギに開発を提案し、今年2月から県内外のたこ一番4店舗などで導入に至った。フード社は今後、段階的に全ての系列店で年20万食分の容器を切り替え、1・52㌧のプラスチック削減を目指す。シンギは同製品を一般店や屋台などにも訴求していく。

担当記者:額田

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめの記事