呉市下蒲刈町に本社を置き、CO2排出量の少ない環境対応船を相次ぎ導入している。「クレーン付き貨物船を建造中で、5月に完成予定。昨年に進水した第十八親力丸と共に、エコシップ登録をする予定です」父親の村一会長が1972年に創業した。石材など港湾土木の天然資源の運搬などで業容を拡大。下蒲刈出身で父母の乗船勤務のため6歳まで母の実家の尾道市瀬戸田町で育った。下蒲刈小・中学校、広高校から、英国のインターナショナルカレッジに進み、卒業後入社。海技士の免許を取得し乗船。2016年に専務から2代目社長に就任した。他に499㌧の第36親力丸、おやりき、649㌧の第88親力丸を所有。港湾土木向けは小豆島の石材を愛知県常滑、三重県四日市へ、鉄鋼スラグを道路用資材として九州へ運搬するほか、呉の日鉄解体後の廃材、レンガ、土壌などの運搬業務も始まった。「所有するクレーン付き貨物船は陸上荷役が要らず、港湾土木の需要もあり堅調です。採用では一昨年からインスタグラムなどのSNSに注力。船内案内やISO更新時の写真の掲載などでアクセスが増え、商船高校出身者らの中途採用等で効果が出ています」

担当記者:大谷

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