地元の廿日市市丸石に本社を構え、「空き家浪漫製作所」の屋号で不動産売買・仲介などを手掛けています。父親が野球をしていたことから、テレビのチャンネルを常にカープ中継に合わせ、球場にもよく足を運ぶなど、幼い頃から家庭にカープは当たり前の存在でした。特に好きな選手は、日本人投手初の日米通算先発勝利数のみで公式戦200勝(最終は203勝)を達成した黒田博樹さん。当初は、友人から「顔が似ている」と言われてどことなく親近感があった程度だったのですが、鯉党を大いに沸かせた2006年オフシーズンのあの「広島残留」宣言を機に、ほれ込みました。米ドジャースやヤンキース在籍時の登板結果を必ずチェックしましたし、メジャーリーグの名だたる打者に立ち向かう姿や、高額年俸オファーを蹴って広島に復帰した心意気には、本当に感動と勇気をもらいましたね。黒田さんが大切にする「耐雪梅花麗」も大好きな言葉。「梅の花は寒い冬を耐え忍ぶことで春になれば一番麗しく咲く」という意味で、暗黒期のカープを支え、広島復帰後にリーグ優勝、そしてファンの前で盛大な引退セレモニーをされた黒田さんの野球人生を体現していると思います。変革を掲げる新井監督の下、今季は若手の奮闘に期待がかかりますね。とはいえ、長いシーズンを戦う上では松山選手や田中選手などリーグ3連覇を知るベテラン勢の力も不可欠。新旧の融合で新たな黄金期を築いてほしい。

担当記者:道本

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめの記事