ひろぎんホールディングスは3月28日、ちゅうぎんフィナンシャルグループと「山陽地域のサステナビリティ推進に向けたパートナーシップ協定」を結んだ。カーボンニュートラル(CN)やDE&Ⅰ(多様性・公平性の受容)を中心とするSⅩ(サステナビリティ・トランスフォーメーション)、自動車産業への支援といった分野で協力する。山陽地域は自動車、鉄鋼、造船など全国有数の製造業集積地域で、中国山地と瀬戸内海があり、CNや環境保全の面的対応が急務。若者の県外流出など人口減少も課題になっている。CNの分野では行政や大学と連携した地域ネットワーク形成、生物多様性への対応、顧客向けセミナー、シンクタンクを活用した共同調査、DE&Ⅰは女性活躍の推進、障害者雇用・定着支援の高度化などで連携する。自動車産業支援では電動化や地場サプライチェーンの強化、各行の支援状況などの情報交換、セミナー共同開催などの協力を検討している。
担当記者:大谷