広島商工会議所は本年度の事業計画を定めた。最重点項目の3点は、価格転嫁の定着化を目指す「取引適正化の推進」「中小・小規模企業の経営力向上支援」「会員増強推進と会員満足度を高めるサービス事業の推進」。取引適正化は持続的な賃上げを実現するために、日本商議所などと連携し「パートナーシップ構築宣言」の普及に取り組む。経営力向上支援の一環では、新たに「なんでも経営相談会(仮称)」を開き、多様化する経営課題にきめ細かな伴走支援を実施。ほかの新規案件には4月のインド経済視察訪問団、情報・専門サービス業部会の新設、被爆80周年に合わせた地場企業の魅力発信などを盛り込んだ。魅力発信事業は中区基町に常設する「プライドオブヒロシマ展」の参画企業を所報やホームページで紹介する。広域連携を通じた観光・経済交流の推進に向け、島根県(石見地域)との観光ルート形成の調査・提言も計画。

担当記者:梶原

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめの記事