和菓子製造の蜜屋本舗(呉市中通)は4月24日、和菓子店「旬月神楽」を福屋広島駅前店(南区松原町)の地下1階にオープンする。12年間にわたって営業した庚午店(西区)を7日に閉じ移転する。中区白島中町の白島工房からの商品配送を効率化するほか、店内の厨房で作りたての生菓子などを提供できるようにする。新店は広さ60平方㍍。どらやきや、季節感のある上生菓子など約30点を取りそろえる。バターをふんだんに使い、あんこを多めに包んだ「金のあんドーナツ」(189円)を新たな定番商品に育てる。夏場は日光の天然氷を使ったかき氷を提供。一級和菓子技能士の明神宜之店主など職人が目の前で生菓子づくりを実演する。カープの試合日などには持ち帰りのおこわ弁当など、菓子以外も扱う計画。店内で飲食でき、4人掛けテーブル二つ、カウンター4席の計12席。年商目標は4000万円。同社は呉銘菓の蜜饅頭が主力の店舗「蜜屋」を呉市の本店と広島駅で2店、旬月神楽を広島市内で2店営む。他社を含めて県内に3人しかいない全国和菓子協会の「優秀和菓子職」2人を含む職人8人が在籍する。

担当記者:梶原

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