村上商店(府中町浜田、村上静治社長)は5月15日をめどに、南区仁保新町1―2―1にスーパー「ナイスムラカミ仁保新町店」を開く。1977年開業の南区西霞町のかすみ一番街店は、道路計画のため4月30日で閉店予定。新店は増員しパート含め45人を計画する。
国道2号線沿いの自動車整備場跡の敷地1288平方㍍に、3階建て延べ2063平方㍍を新築する。建築面積1086平方㍍。1階の店舗では青果、鮮魚、精肉などの生鮮品、加工食品を中心に4000〜5000アイテムを販売する。車いす用駐車場1台分を設置。2階は軽自動車7台を含む駐車場25台分を設ける。3階は事務所とバックヤードのほか、シフォンケーキ、チーズケーキ、プリン、シュークリーム、餅などを加工する作業室を置く。入口に店舗の頭文字「N」をモチーフにしたコーポレートカラーの赤いモニュメント(高さ約2・5㍍)を設置。「N」形の赤枠の窓も設ける。広いエントランスコートで入りやすくするほか、3階の倉庫部分を2号線に面するよう配置し、店舗の看板にした。設計は宮森洋一郎建築設計室(中区)、施工は増岡組が担当。1967 年に府中町で青果店として創業し、73年に法人化。現在は他に東山店、二葉の里店、坂店、呉店があり、全体の従業員はパート含め290人。年商は40億円規模。
担当記者:大谷