広島ガス(南区皆実町)は、2025年度の事業計画を策定した。ガス需給計画の顧客戸数は前年と同程度の41万7000戸を見込む。販売量では卸供給などを増やし、2%増の4億9100万立方㍍を計画。設備投資は天然ガスの普及拡大と供給安定性向上を目的とするインフラ整備、低・脱炭素化関連などを継続し、総額で91億円を予定する。小型風力発電事業への参入や、グループ単独で初のバイオマス発電事業にも着手。3月から大野浦バイオマス発電所のプラント建設工事を進めており、26年7月の営業開始を予定する。電力小売り事業のエリア拡大も推進し、「総合エネルギーサービス事業者」への意識改革を目指す。
担当記者:高見