【160周年】
三村松 / 三村 和雄 社長
当社は現在の中区堀川町で創業し、原子爆弾の投下という悲劇を乗り越え、仏壇の製造販売を行ってきた。祖父が存命中は木造の住居兼店舗だったが、父の代でビルに建て替え、支店や工場を増やしていった。広島仏壇は伝統的工芸品であり、受け継がれた技術で制作している。この伝統を守るとともに、現代のニーズに合ったモダン仏壇の製造販売にも注力していく。
【120周年】
歴清社 / 久永 朋幸 社長
刀剣商を営んでいたが、1876年の廃刀令により屏風商へ転換した。京都の屏風用金紙(本金箔)は高価かつ入手困難だったため、創業者の久永清次郎は洋金箔を使った金紙の開発に着手。試行錯誤の末、日本で初めて実用に耐える変色しない金紙を製品化した。以降、寺社仏閣や美術館、高級ホテルなど国内外で採用されている。これからも感謝の気持ちを忘れず、時代の変化に柔軟に対応し、培ってきた技術と精神を次の世代へ継承したい。
【110周年】
上田昆布 / 上田 祐士 社長
曽祖父の上田保一が昆布加工業で創業した。おぼろ昆布の切れ端から昆布菓子「酢こんぶ」を開発し、現在は「とろべー」や「梅カムこんぶ」などのおしゃぶり昆布が主力となっている。ここまで続けられたのは、お客さまや取引業者さま、社員の皆さまのおかげであり、心より感謝申し上げる。近年は温暖化や高齢化で水産原料の確保が厳しく、さまざまな健康素材での商品開発を進めている。これからも「楽しみながら味わいながら健康づくり」をモットーに、商品を提供していきたい。周年を記念して2品の「酢こんぶ」を企画、発売した。
【90周年】
アシードブリュー / 河本(こうもと)大輔 社長
おかげさまで地域や社員、取引先の皆さまに支えられ、節目を迎えられた。前身の宝積飲料から歩みを重ね、昨年のグループ再編で東広島と宇都宮の2工場体制となった。果汁飲料や炭酸、健康志向の飲料など多彩な製品を通じて皆さまの暮らしに寄り添い、「ASEEDING THE FUTURE」の理念の下、今後も安全・安心で持続可能な価値創造に挑戦していく。
加藤組 / 加藤 修司 社長
祖父の博九が三次市で土木工事の請負を始め、今でも橋梁銘板にその名を残している。節目を迎えるにあたり、これまで支えてくださった皆さまに心からお礼申し上げたい。現在は学校や病院、消防署の建築工事と道路・河川の維持管理が大きな比重を占める。また近年多発する災害への支援も重要な役割だ。まちづくりは時代に合わせ大きく進化しており、今後も安全な暮らしを支えられるよう貢献したい。
【80周年】
広島信用金庫 / 川上 武 理事長
当金庫は旧広島市内で営業を行っていた九つの市街地信用組合の合併で誕生し、本年5月1日に設立の節目を迎えられた。これもひとえに、地域の皆さまの温かいご支援のたまものと心より感謝申し上げる。今後とも相互扶助を基本理念とする信用金庫の社会的使命を肝に命じ、地域密着にこだわり、お客さまの課題解決を通じて持続可能な地域社会の実現に取り組んでいく。
【70周年】
己斐商事 / 河野(こうの)高信 社長
戦後間もなく町中が混然とするさなか、町名を冠した町の不動産屋が次々と立ち上がり、その一つとして先代が創業。気が付けば当時のご同業が廃業していく中、県の許可番号(16)をもつ数少ない不動産企業になった。仲介やあっせんという、お世話をなりわいとした社業を継続できたのは、お任せくださったお客さまから「信頼」を頂ける仕事をしてきた、ということに尽きる。今後もこの財産を継承、拡大し「元気な街作りを応援する」使命を果たしたい。
【60周年】
北辰映電 / 國本 佳宏 社長
おかげさまでこのたび節目を迎えられた。教育・公共分野におけるICTソリューションの提供を通じ、地域社会とともに歩んできた。支えてくださった皆さま、そして挑戦を続けてくれた社員に心より感謝申し上げる。変化の時代においても北辰らしく挑み、学び、誠実に進み続けたい。次の10年、その先の未来に向けて確かな一歩を積み重ねていく。
【50周年】
広陽防災 / 野村 惺(さとる)取締役会長 野村 将(まさし)代表取締役
5月15日に設立の節目を迎えられるのは、ひとえに皆さまのご支援とご愛顧のたまものと心から感謝している。これまで「建物が人を入れる容器である以上、安全でなければならない」という設立理念の下、建物と人命の「安全と安心」を守ってきた。「確かな工事 ゆきとどいた保守」のスローガンで、今後も地域に密着した消防設備業者として多様化するニーズに応え、皆さまにますます愛される会社であり続けたい。
山貴 / 真木 悠介 社長
当社はギフト事業で創業し、20期にチラシ媒体での通信販売・企画業に業態を移した。このたび節目を迎えられ、お客さまやお取引先さま、従業員の方々に感謝を申し上げたい。「いきいきといきる」を経営理念に掲げ、人生をどう豊かに暮らしていくかをテーマにやってきた。次の節目も迎えられるように皆さまから必要とされる企業を目指す。
【40周年】
サンケンフロント / 下枝 良輔 社長
ビル用サッシの製作会社として創業し、地域に必要な金属製建具を製作してきた。大きな節目を迎え、これまで弊社の技術を支えてくれた社員の皆さまをはじめ、お取引先や仕入先へ心から感謝申し上げる。先代からの精神を守りつつ、新たにつくられた企業理念「ヒトをわくわくさせるモノを創り、世の中の『今より良くなる』にチャレンジして、関わる全てのヒトを幸せにします」に基づき、創意工夫を重ねつつ、未来を担う人を育てたい。
伸和設計 / 谷口 宗(しゅう)社長
創業以来、機械設計・プラント設計の分野でお客さまのご要望に丁寧かつ迅速に応えることを信条として歩んできた。若手の柔軟な発想と経験豊富なベテランの知見を融合しながら、最適な提案と高品質な設計を追求している。「まずは相談してみよう」と思われ続ける存在を目指し、信頼される設計パートナーとして今後も歩みを止めることなく、まい進したい。
ツルモト工販 / 鶴本 和久 社長
マツダ向けの設備メーカーや部品メーカーを主要顧客に省力機器の販売で創業した。顧客や仕入れ先の繁栄に寄与するように、と先代からの理念を受け継いで今に至る。節目を迎えるにあたり、取引先への感謝の念を常に絶やさず、目まぐるしく変化する経営環境に対応できる会社づくりを目指したい。
【30周年】
広島ケロシンサービス / 末續 斉一(すえつぐ せいいち)社長
灯油を専門にタンクローリー1台で創業。以来、産業燃料油をインフラ整備中の建設現場をはじめ、工場、福祉・医療・温浴・公共などさまざまな施設に販売してきた。燃料備蓄を目的とした事業継続計画(BCP)対策の契約にも注力。近年は配送管理システムを自社開発し、同業他社の業務効率化にも役立ててもらっている。再生可能エネルギーや天然ガス由来の軽油代替燃料を導入済みで、今後は環境に配慮した取り組みを一層進める。
【その他周年企業】
▽60周年=信和不動産。