物産スペース

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宮島島内の土産物店「まる福物産」(廿日市市宮島町520ー1、福田容子社長)は1月1日、同店舗の物産スペースを全体の約3分の1に縮小し、クラフトビール店としてリニューアルオープンした。併せて、倉庫に使っていた店舗奥の別棟を伝統芸能などが楽しめるイベントホールに改装。雅楽や舞楽、能などを定期上演し、にぎわい創出を目指す。

同社の歴史は、厳島神社の出入り口にゴザを敷いて絵はがきなどを販売したことに始まり、現在の場所に店を構えて約80年がたつという。曽祖父の代から事業を営んでおり現社長で4代目。築150年超の建物で商売しており、老朽化で取り壊す選択肢もあったが、歴史ある建物を後世に残すことが重要と判断した。修繕と同時に、店舗の約3分の2をクラフトビール店にリニューアル。6台のビールサーバーを設置し、しなまみブルワリー(尾道)とセッションズブリュワリー(中区)の県内4、アサヒビール商品2種を販売する。瓶や缶、レモンチューハイ、サイダー、つまみなども扱い、今後もラインアップを増やす方針。飲食・休憩スペースは日本庭園の中庭が見える位置に配した。同スペースや中庭を使い、マルシェなどの週末イベントも企画する。中庭奥の別棟にはイベントホールを整備。福田一族は代々厳島神社で神主の役割を担っており、福田社長の夫も現神主を務めている。日頃から舞楽や神能などさまざまな神事が行われているが、それらは観光客に向けられたものではないため、魅力的なコンテンツになり得るものの、あまり知られていないという。観光客がにぎわう時間帯に同様の演目が見られる場を設けることで、観光客の島内滞在時間を延ばし消費額の増加にもつなげたいとする。初年度は月2回程度の上演を計画する。イベントホールの2階は控室、3階は浴室とメークルームに改修し、演者が快適に過ごせる空間を整えた。イベントホールのさらに奥にはもう1棟別の蔵があり、完全予約制のバーにリニューアルした。海外の要人向けや祝い事などでの利用を見込んでいる。

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