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広島国際大学(東広島市)医療栄養学科の坂本宏司教授とクリスターコーポレーション(府中市)は、介護食向けに通常の米と同等の栄養価でおかゆのように軟らかく炊ける「やわらか米」を開発した。昨年11月27日、特許権を与える価値があると認める特許査定を受けた。坂本教授は酵素を利用し、食材の見た目はそのままで歯茎や舌で簡単に押しつぶせる介護食の製造技術の特許(特許第7173516号、形状保持型軟化食品の製造方法)を取得しており、その技術を応用した。おかゆは水分を多く含むため、カロリー不足になりやすいとされる。生米(無洗米)の水分含有量を調整した後に消化酵素のアミラーゼを浸透させることで、おかゆを炊く際の半分ほどの水量で全かゆ(5倍かゆ)と同等の軟らかさに仕上がる。そのため、摂食・嚥下が難しい人でもエネルギーを効率的に摂取できるという。軟化処理済みの乾燥野菜を混ぜ合わせた炊き込みご飯も開発。2月下旬に同大学で栄養士向けの研修会を実施するほか、介護食の展示会などに出展予定。クリスター社は軟化処理した野菜、魚、肉など業務用食品や総菜を加工・販売しており、やわらか米も近く商品化を目指している。