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昨年のコロナ5類移行やG7広島サミットを受け、市中心部で夜間に楽しめる観光資源として〝夜神楽〟定期公演がインバウンドの集客に成果を挙げている。2023年度の外国人来場者数は1916人(前年度は入国規制で72人)となり、コロナ禍前の19年度の1870人を上回った。25年には大阪・関西万博でさらに増加が予想され、認知度向上へ手を打つ。
同公演は県民文化センター(中区大手町)が運営。年度途中から口上の英語字幕をモニターに映し、司会も英語を話すなど受け入れ態勢を整えた。これによって観光ボランティアガイドが見どころとして薦めやすくなったほか、市内のゲストハウスなどの告知協力を得られたことが集客に寄与したようだ。また公演当日は広島駅総合案内所、縮景園などで旅行者に直接案内した。コロナ禍で中止していた、閉幕後の神楽団との記念撮影会を再開。SNSの情報発信を強めたほか、来場者による拡散効果もあり、トリップアドバイザーの市内劇場ランキングは6位から1位に上昇している。欧米客の多い県内インバウンドの動向を反映し、全体のうち欧米からが8割だった。一方、アジアや中南米、中東、アフリカなどからの訪日客も足を運び、計59カ国に及ぶ。上田浩史館長は「日本特有の文化を感じてもらえる。平和公園や宮島に次ぐ観光資源にしたい」と話す。日本人を含む来場者数は前年度比50%増の7292人。初めて修学旅行生50人が訪れており、該当校に毎年呼び掛けることで定着を狙う。24年度は4月3日〜12月25日の毎週水曜午後7時から、計39公演を予定する。来場者数は外国人2100人、全体で8000〜9000人を目指す。これまでガイドブック内の表記は日本語と英語で8対2だったが、半々にする。ガイド協会や観光協会など240カ所へのDM送付に加え、10年ぶりに販促DVDを刷新し全国の旅行会社に配る。旅行プランに組み込んでもらいたい考えだ。日本人のリピーター向けに年間パスポートを初めて売り出す。