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呉市は大和ミュージアムの大規模リニューアルで、入口前広場にミュージアムショップなどが入る新棟を建設する(予想図:右の手前左側)。平屋延べ420平方㍍で、現在エントランス内にある券売機なども移設する。館内のショップ跡はエントランスホールとして、大スクリーンを設置するほか、授乳室、救護室、ロッカールームなどを設ける。3階は飛行艇等を製造していた広海軍工廠(こうしょう)関連の展示を強化し、大幅に展示内容を刷新。休館対策として「呉・大博覧会」を開き、ビューポートくれ、澎湃(ほうはい)館に仮展示室を設けるほか、入船山記念館で特別企画展を計画。スマートフォンによるデジタルスタンプラリーも企画し、景品で戦艦大和のオリジナルグッズを検討している。

ミュージアムのリニューアルは、1階部分は展示パネルケースなどを更新し、呉の戦後復興の映像シアターを追加。3階の大和シアターのスクリーンや固定いすを撤去し、200人が利用可能な多目的スペースにして、展示室、講演会、会議にも利用できるようにする。広海軍工廠関連の展示資料を設置。新たに「ハ107発動機」、「火星発動機」(予想図:左)、水雷艇に搭載された「三段膨張蒸気機関」などの展示も行う。他に空調、トイレ、エレベーター、エスカレーター、太陽光設備、外壁、内壁なども改修し、LED照明を導入する。工事期間は1年を見込み、25年度の開館を予定。改修費は24年度に50億297万円の予算を計上している。大和ミュージアムは9月末までの開館を予定しており、休館対策として「呉・大博覧会」を行う。ビューポートくれ1階仮展示室は、戦艦大和など呉で建造された艦船や呉の歴史資料などを展示し、澎湃館では海軍工廠関連の写真や図面などの資料を中心に展示する予定。大和ミュージアム正面入口反対側の人工池の場所に観覧台や説明板を設け、ミュージアム1階の戦艦大和の10分の1模型をガラス越しに見学できるようにする。デジタルスタンプラリーはミュージアム、仮展示室、入船山記念館のほか、小売店や飲食店の参加も検討しており、観光の回遊性を促す。他に市内全域で体験交流型プログラムや観光コンテンツ創出事業も行い、呉海事カレー・呉グルメフェスタなど各種イベントの拡充も見込む。