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「おうちレストランにしまき」を運営するヴァンカトル(呉市中通1-3-20、西牧竜也社長)は、創業30年の老舗洋菓子店「シャルロット」(呉市三条3-8-2、参照:画像)を事業承継し、商品開発や商品改良で販路拡大に取り組んでいる。

2月14〜16日に幕張メッセで開催の「スーパーマーケット・トレードショー」に、商品改良した「manmaruレモンケーキ」と「いちじくパウンドケーキ」(参照:写真)を出品した。シャルロットは呉阪急ホテルなどでパティシエを務めた沖原澄夫さんが運営していた。リーガロイヤルホテル時代にリーガ全社のスイーツコンテストで優勝経験があり、レストランのデザートを発注する縁があった西牧社長が後継者難で廃業することを聞き、基本に忠実なシュークリームが好きで「この味を無くしたくない」という思いで承継を申し出た。2023年7月に店舗や店名、レシピなどを引き継ぎ、沖原さんを含め5人に増員した。店舗ではモンブラン、苺のショートケーキ・ムース・タルト、プリン、アップルパイ、シュークリーム、焼き菓子などを販売するほか、レストランでデザートとして提供し、レストラン1階のテイクアウト店でも商品の一部を販売する。2月に呉信用金庫のサポートで出展したトレードショーには、地元レモンを使ったレモンケーキを出品。丸いケーキに丸皿を付け透明包装に改良した。いちじくを練りこみ洋酒をたっぷり塗って仕上げた「いちじくパウンドケーキ」は、入船山記念館で使われている「金唐紙」がモチーフのパッケージに変更した。食品卸を通じスーパーで販売したほか、そごう広島店の催事でも詰め合わせを販売するなど販路を拡大。シャルロットでは、蒲刈島のスモモ等を使ったケーキなど新商品も販売した。アクティブベースくれの地域活性化支援制度「幸運(グッドラック)」を受賞。同社は「洋菓子は店舗だけでなく、呉の土産菓子としての販路も広げたい」と話している。