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駐車場システムの開発・運用を手掛けるRaku-P(中区橋本町、先川紀之CEO)は、2022年11月から運用開始したAIパーキングシステム「Raku-P」のキャッシュレス精算が支持を広げており、3月時点で市内中心に25カ所250台分を稼働。全国展開を視野に捉え、この1年で駐車台数を4倍に引き上げる計画だ。従来の時間貸し駐車場とは一線を画すマーケット創出を狙う。
同システム導入により、ロック板や精算機などが不要となりコストを抑えた駐車場経営ができる。会員登録するとナンバープレートの登録番号をAI搭載の監視装置が読み取り、自動でクレジット精算。無人時間貸し駐車場での現金精算や入出庫のストレスから解放される、〝0秒精算〟が決め手だ。未登録の場合は装置モニターのQRコードをスマホ読み取ることでオンライン決済に対応。3月からは全国に先駆け県内で、装置モニターを活用したデジタル屋外広告の配信サービスを始めた。液晶ディスプレイに広告を表示し、内蔵スピーカーから音声も配信。二次元バーコードを付与すると広告主のサービスへ誘導できる。カーシェアサービスを展開するエネオス(東京)から初受注した。今後は広告プラットフォームを構築することにより、運転者だけでなく、同乗者、ひいては通行人らにも興味を持ってもらえる駐車場を目指す。本来、駐車料金だけが収益源の駐車場経営に、広告媒体として新たなキャッシュポイントを提供する。監視装置がなく、料金情報やQRコード掲載の看板だけを設置し、前払い方式を採るRaku-P・LIGHTは、現在、山陽3県、名古屋、東京、福岡などに65カ所を数える。設定料金を抑えられ商圏での競争力が期待され、土地オーナーらからの反響が高く問い合わせが相次ぐ。Raku-Pプロジェクトは、24時間無人時間貸し駐車場の運営ノウハウを有し、金融にも精通する先川CEOと、マーケティングなども手掛け、システム開発に豊富な経験を持つ杉本正彦CXOが21年から取り組んできた。まちづくりも視野に入れながら〝人が集まる〟、〝人と出会える〟をコンセプトに新たな機能を見据えたサービス開発を進めており、異業種とのコラボも想定。全国展開を本格化させるため、3月にオフィスを橋本町BLD8階に新設。Raku-Pを通じて、これまでにない人がつながる新しいサービスを企画開発〜提供する構えだ。