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カット野菜を主力とする青果物卸のおおたけ(西区草津港1-10-38、笹野圭市社長)はメーカー機能を一段と高めており、2025年1月期決算で売り上げ30億円突破を見込む。4月に大竹と広島の2工場に設備投資し、煮る、焼く、蒸すなどの加工機能を増強。卸先の飲食店は人手不足や働き方改革などで、厨房をはじめとするオペレーションの省力、効率化が求められる。各店ごとの課題や問題に柔軟に応え、取引の持続、拡大につなげていく。

大竹市西栄の大竹工場は大手向け野菜のカット加工が主力。広島工場は多様な業態の飲食店向けに多品種少量に対応。短納期にも応える。2工場はこれまでも加工体制を再編し、品質や衛生管理を高めながら取扱量を増やしてきた。各工場のカット加工に、加熱と冷凍の機能をプラスして、飲食店の手間ひまを引き受ける。各店の特徴や個性、集客力を側面からサポートする狙いだ。同社は外食産業向け青果物卸で中四国トップクラス。北海道〜九州の農業生産法人などと契約し、天候に左右されやすい野菜を産地特産や旬も考慮しながら安定調達できる。厳しい品質基準で定評の大手ファストフードや全国展開の外食チェーンなどへのサプライヤーとして中四国・九州エリアに供給体制を敷く。一方、地域のレストランやホテル、居酒屋、専門店などの課題解決に向き合う姿勢を基本に据え、福山〜防府をエリアに1日自社500便でデイリー配送している。大手との取引で培った品質や衛生管理などの知見を生かし、同時に、地域ならではの食文化に触れ磨いてきた企画提案力を発揮。内製化によるメーカー機能で自社ノウハウを蓄積し、卸の付加価値を高める。年間売り上げは20億円台ペースで推移してきたが、今期は30億円台に乗せる見通しだ。

担当記者:藤井

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