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下岸建設(東区山根町、下岸宏靖社長)は木造5階建ての医療ビルを東区若草町9-3に設計し、3月下旬に着工した。県内で木造の高層ビルは珍しい。地球温暖化対策などで木材の活用が注目される中、地盤の緩い土地でも高層化できるなど木造のメリットをPRし、普及を図る。JR広島駅から徒歩5分の敷地141平方㍍に5階建て延べ505平方㍍を建設。地盤調査で杭基礎が深さ約50㍍になることが予想されたことから、軽量で杭基礎が不要な木造化を施主に提案した。構造設計はシェルター(山形市)が行い、構造材に国産のカラマツを使用。耐火構造のため木目を生かした意匠設計は難しいが、木を現した耐火部材やブレース材などで木のぬくもりを感じられるようにした。企画室の平賀幸壮室長がプロジェクトリーダーを務め、2025年3月の竣工を予定。国土交通省の優良木造建築物等整備推進事業の採択を受け、今秋に建設会社やゼネコン、施主などを対象に「構造見学会」を開く計画。下岸社長は15年度、県が中・大規模建築物の木造設計に精通した建築士を育成する「ひろしま木造建築塾」を修了。修了者を中心につくる「ひろしま木造建築協議会」(今川忠男会長)の理事も務める。「国が森林資源の循環利用を進める中、木造の中・大規模建築物が増えるのは間違いない。いかに建材価格を抑えるかなど課題もあるが、建設会社として提案の選択肢を増やす取り組みは必須。コンクリート打ち放しのイメージが強い自社分譲マンション『ハウスバーンフリート』でも将来は木を生かしたデザインに挑戦してみたい」と話した。
担当記者:高見