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ダムの埋設型枠やトンネル用ロックボルトなど土木金物資材製造の藤崎商会(中区江波南、藤崎和彦社長)は、岐阜と福井を結ぶ道路の開通工事などで舗装資材の受注が堅調に推移し、2024年2月期売上高が前年比2・5%増で過去最高の29億円となった。近年は特に、全社員とのワンオンワン面談で改善案を吸い上げて自動化・効率化を推進。コスト削減分を次の投資に回しており、好循環を生む。経常利益も前年比30%増で過去最高の1億7000万円を計上。
前期は他に原子力発電所の安全対策で必要な通路補強用の資材をはじめ、クレアライン(広島呉道路)四車線化工事に備えた防砂シート用の支柱、発破時の音を防ぐ多機能型ハウスなどを納品した。30年度以降に完成が予定される北海道新幹線延伸(新函館北斗・札幌間212㌔㍍)のトンネル工事でも引き続き資材を受注。今期はクレアライン四車線化工事が本格的に始まるほか、24年度に全通する東海環状自動車道の舗装工事などがあり、少なくとも売上高22億円を見通す。安芸高田市に構える工場の自動化に力を入れており、前期はネジ自動切削ラインの導入などで2億3000万円を投資した。レーザー加工機購入のほか、現場で目地を自動で注入する装置と養生材の自動散布装置をオーダーメードした。今期は鉄筋用台座の金網を自動溶接するレーンを二つ導入するほか、ネジ自動切削ラインに材料を自動供給する装置を1台追加購入する予定。会計ソフトの更新を含め総投資額は1億8000万円を見込む。
担当記者:吉田