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学校法人幸和学園(南区堀越1-8-14、新谷耕平理事長)はJR向洋駅前に新築する校舎=イメージ=などを拠点に、通信制高校の新設に向けた準備を進めている。7月に県の調査があり、来春開校のめどが立てば学校名などの詳細が確定する。2012年に廃校になった呉市安浦町の旧野路中切小学校も活用し、2拠点体制を計画。国が定める必修授業のほか、AIや金融教育、留学など独自カリキュラムを提供する。00年頃から全国で多様な通信制高校の新設が相次ぎ、23年度の全国の通信制高校生は12 人に1人の割合まで増えた(文部科学省調べ)。個人の理解力や生活スタイルに合わせて学習を進められる点に加え、デザイナーやアイドル育成、eスポーツ特化型など、自分のやりたいことに専念できる環境も人気の要因と考えられる。幸和学園は茨城の通信制高校「鹿島学園」のサポート校「こうわ高等学院」(安芸郡府中町青崎南6―24)を15年に開校。鹿島の生徒が挫折せずに3年間で卒業できるよう学習・精神面で支援してきた。これらの経験を基に、独自の通信制高校の運営に乗り出す。向洋駅前に新築中の校舎は改札南口から徒歩約2分の敷地約200平方㍍に5階建て延べ約560平方㍍を計画。1階は職員室とカフェ、2階は自習スペース、3階はラウンジと三つの小教室、4階は大教室、5階はスタジオとする。安浦キャンパスは5月29日に呉市から物件の引き渡しを受けた。敷地面積約1万3000平方㍍に、3階建ての校舎と体育館、プールがある。教員は2拠点を行き来して指導に当たり、生徒は3年間で74単位の取得を目指す。そのうち20単位は独自カリキュラムを提供する。AIやeスポーツ関連、広島銀行と連携した金融教育、海外での勉強合宿に加え、安浦では絵画・陶芸教室、周辺の地域資源を活用した里山活性化の授業などを検討している。そのほか、幸和学園は県内で認定こども園3、児童クラブ1カ所を運営。
担当記者:柴田