太陽光パネル下のスペースを使ったキクラゲ栽培事業

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広大発農業ベンチャーの佐々木(東広島市八本松町正力44-85、江口康人社長)は、太陽光発電所のパネル下のスペースを使ったキクラゲ栽培事業が好調で、創業4期目となる2024年12月期決算で前期比67%増の売上高5000万円を見込む。エシカル(倫理的)消費が広がる中、ビーガン(完全菜食主義者)向け代替卵への加工用に販路を絞った戦略が奏功した。栽培エリアの全国展開を進めており、大分、愛知、兵庫、福岡に加え、6月1日に栃木と京都に支店を開設し、本社含め7拠点体制となった。同じ土地で農業と太陽光発電を両立する取り組みは「営農型太陽光発電」と呼ばれている。同社は農地(全国約10㌶)を太陽光事業者に提供して売電収入の一部を受け取るとともに、主にパネル下の日陰を活用して安定的にキクラゲを栽培している。収穫後は提携先企業で代替卵に加工され、主に北米に輸出。農業×再生可能エネルギーというポジティブな印象に加えて、ビーガンやハラール、ベジタリアンなど誰でも食べられるため、需要に供給が追い付かない状況という。年内に長崎と三重にも支店を開設予定。収穫作業において農福連携を視野に入れる。障害者が作業を行うにあたり、農地のトイレ不足や利便性の低さが課題という。同社の意見を採り入れてトヨタ自動車が、いつでも・どこでも・誰でも快適に使える移動式のバリアフリートイレトレーラーを開発。佐々木が全国初の購入者となり、7月4日に納車される。同移動式トイレは自治体からも注目されており、東広島市や京都府福知山市、兵庫県加古川市などから緊急時に使いたいというオファーがきているという。

担当記者:柴田

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