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スタートアップのKGモーターズ(東広島市志和町七条椛坂、楠一成社長)は8月上旬から、開発中の超小型電気自動車(EV)の先行注文の受け付けを自社サイトで始める。量産化に向けて2025年9月に県内に専用工場を稼働させる計画で、順次納車を進める。大阪大学大学院と自動運転に関する共同研究にも乗り出し、小型モビリティー分野での技術的リーダシップの確立を目指す。
車両名は「ミニマムなモビリティロボット」を意味する「mibot」に決めた。1人乗りのセンターポジションで、全長が約2・5㍍、全幅は約1㍍と軽自動車よりも小さい。原付ミニカー規格のため車検が不要で、家庭用コンセントでの5時間の充電でおよそ100㌔を走るという。最高時速は60㌔。部品の共通化や機能の絞り込みなどで不要なコストを抑え、価格は100万円以内を想定する。昨年2月に募った事前モニターは、当初想定の200件を大きく上回る5800件の登録を受けた。そのうちエリアを絞った対象者に先行受注を始める。初年度となる25年度に300台の生産から始め、26年度に3000台、27年度に1万台を目指す。現在、工場用地の検討を進めている。大阪大学大学院とは5月に共同研究契約を結んだ。同大学院の情報統合処理や機械学習技術を活用し、超小型モビリティーに特化した「自動運転用データの収集システム」「自動運転手法」の開発を進める。また4月に静岡県浜松市に、本社に次ぐ開発拠点を開設。スズキをはじめとする自動車産業の技術者が集積しており、優秀な人材確保につなげる。当面は4人体制で運営する。
担当記者:梶原