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工作機械、自動車部品製造、表面処理のトーヨーエイテック(南区宇品東5-3-38、早野祐一社長)は、自動車部品のプレス用金型の表面を覆い摩耗を防ぐ新たな膜「低温TiC-X」を開発し、本格的な販売を始めた。自動車業界では軽くて強い高張力鋼板(ハイテン)材が広まっており、過酷なプレス成形条件に耐えるコーティングの需要が高まっている。同社はアークイオンプレーティング式PVD(物理蒸着法)炉を利用して、耐破壊性と耐摩耗性に優れたTiC(炭化チタン)系の膜を開発した。真空状態でプラズマを当てチタンをイオン化し、炭化水素ガスなどと反応させて金型の表面に膜を作る。新しいTiC膜は複数の層を重ねて厚みを2倍にし、金型の寿命を延ばす。ハイテン材を使った評価試験では、32万ショットに相当する連続プレスでも剥離などが生じないことを確認した。同社は1968年に日本で初めてCVD(化学的蒸着法)コーティングを導入し、現在ではCVDに加えPVDや超大型のPPD(パルス・プラズマ・拡散窒化処理)設備を持つ。2014年にPVD炉を自社開発し、低温TiCの商品力アップや新商品開発に取り組んできた。

担当記者:大谷

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