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ドローン開発のルーチェサーチ(東区二葉の里、渡辺豊社長)は長距離対応ドローンを開発し、効率的な河川巡視の実現を目指す実証実験に乗り出す。国交省の補助事業に採択された。人手による巡視作業の大幅な効率化に向けて最適な機体を開発し、航空法を含めた各種法令に沿った安全な運行管理システムの構築も進める。国のSBIR(中小企業技術革新制度)に採択され、4カ年計画で上限5000万円の補助を受ける。これまでの巡視は、車や徒歩で移動しながら目視確認しており、侵入できない箇所や草木の繁茂で確認ができない場所があるなど、相当な労力とコストをかけていた。60分間で25㌔を飛べる長時間・長距離対応の電動ドローンを開発。また長距離飛行での通信課題に対応するために、携帯通信を使ったシステムを設け、遠隔操縦と最適な飛行ルートの管理・監視手法の確立を目指す。カメラによる観測に加え、写真測量による3次元測量も可能にすることで、地形の変化や土砂の量といった定量的なデータを取得し、巡視の高度化につなげられるという。同社はドローンの機体設計・製造から測量、解析までを一気通貫で手掛けられるのが強みで、同様の会社は国内で数少ない。これまでに水素燃料電池を使う長距離機や、目視外での遠隔自動離着陸など多くの実証を手掛けてきた。渡辺社長は「河川巡視へのドローン活用は、災害時の迅速な調査や労働人口が減っていく今後の解決策になる。災害に強い国土の実現に向けて、事業化を実現したい」と話した。
担当記者:梶原