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洋菓子店「LALAPALETTE」(東広島市西条岡町)を経営する電気工事などの東工電設(竹原市中央、桑原直社長)は、全国でも珍しいレトルト保存食スイーツを開発した。非常食として全国の自治体や大手企業へ提案する。第1弾として11月6日、発酵バターが香るしっとり感が特徴のフィナンシェを発売。今後もタルトやプリンなどの新商品の導入を予定する。レトルト食品は通常、100度を超える高い温度での加圧加熱殺菌が必要で、スイーツへの応用は難しかった。同社は県立食品工業技術センターや社公日本缶詰びん詰レトルト食品協会の研究所(横浜市)などから協力を受け、レトルト化に成功。製造方法を特許出願中で、常温で最長2年間保存できるという。フィナンシェはプレーンのほか、ココア、ゆず、抹茶の4種類を発売。既に月に2〜3万個の生産能力がある委託先工場を確保しており、食品商社などを通じ全国展開を図る。医療食や介護食、アウトドア用などの需要も想定。袋内が無菌のため、例えば免疫が低下した患者向けクリーンルームでの病院食などへの採用を目指す。同社は2023年、コロナ禍で本業の機材納品に遅れが生じて工事が円滑に進まず、事業の多角化へ製菓業に進出。第9回の事業再構築補助金に採択された。桑原社長は「自身も18年の西日本豪雨で避難。家が流されるかもしれない極度のストレス状況のためか、子どもやお年寄りは乾パンなどの非常食では食が進んでいなかった。空腹を満たすだけではなく、〝心を柔らかく〟できる防災食の必要性を発信したい」と話した。

担当記者:高見

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