「ANALYZER 3モデルf」を開発

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自動車部品製造などのシグマ(呉市警固屋)から分社化したレーザー傷検査・計測装置開発販売のANALYZER(アナライザー)(東広島市鏡山3-13-60、江崎泰史社長COO)は、レーザーを内製化して検査能力を1・5倍に高めた「ANALYZER3モデルf」=写真=を開発し、販売を本格化させている。2022年10月の会社設立と同時に設けた東京拠点で基板制作、東広島で組み立て・検査を行う。従来の自動車のバルブボディ、エンジンブロック、シリンダー向けに加え、EVやHⅤのコンバーター・インバーターボックス向けなどの販路拡大を行い、海外展開も計画する。同3モデルfはファイバー結合レーザー光源を使い、ゆらぎを低減。レーザーヘッドステージの設計を改め、レーザースポットを縮小し、真円度は従来品の平均46%から98%に向上させた。円筒内360度どの方向でもレーザーが均一化され、安定した撮像が可能。ミラー部品に特殊膜を標準化して損傷を防ぎ、メンテナンスを省力化する。良品・不良品データを基にしたAI判定による過剰検出抑制機能を付与した。エンドユーザー価格は1セット800〜850万円。6月の「ものづくりワールド東京」に出展し、247人のブース来訪、30件の具体的案件があり、自動車関連で受注が決まった。半導体、建機、農機メーカーからも引き合いがあった。ANALYZERシリーズは00年に産総研中国センターと共同研究を始め、06年から販売開始。10年に発売した現在の主力機ANALYZER3など、同シリーズは累計11カ国82社116拠点で450台以上販売した。うち2割は海外で、大手自動車部品メーカーなど海外の日系工場での導入が多い。検査データを利用したエンジニアによる判定条件調整サービスや不良品防止・ツール交換予測サービスの新事業も計画する。同社は資本金1000万円で、シグマが60%、下中慎太郎会長CEO(シグマ専務)が20%、江崎社長と大浦崇副社長CTO・CPOが各10%を出資する。東京拠点は台東区浅草橋2丁目にあり、5人が常駐。業容拡大に伴い、顧客支援、営業、開発部門の社員を募集。26年度に、需要の多い名古屋地区に営業、技術拠点の開設も見込んでいる。

担当記者:大谷

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