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福山臨床検査センター(福山市草戸町)の関連会社FMLヘルスサポート(同)の藤本浩平社長は、6月に出身地の尾道市向東町で(社)クルクルオノミチを設立。同町の放置林で収穫したタケノコを使う調味料を開発した。現在は製造や販売に必要な費用を集めるためのクラウドファンディング(CF)を行っており、目標の100万円を既に達成。来年1月後半頃から商品を発送する。収益を竹林整備に充てる循環型の事業を目指す。藤本社長は大学進学で上京後、国内企業の営業・マーケティング職やアフリカでの起業を経験し、2020年に約18年ぶりに帰郷。山林が所有者の高齢化や経済的事情から放置されている状況を目の当たりにし、解決のために同事業を考案した。昨年秋に尾道青年会議所が主催するビジネスコンテストで「次世代リーダー賞」を受けたことをきっかけに協力者を見つけ、クルクルオノミチの発足に至ったという。調味料の商品名は「尾道タケタケ」。地元産のタケノコで作った歯応えのあるメンマを細かく刻み、しょうゆ、みりん、ネギ、ごま油などを混ぜた。ご飯や冷ややっこに乗せて食べるほか、チャーハン、ラーメンなどの味付けにもお勧めという。瓶詰めで内容量140㌘。CFのリターン品として設定しており、6500円の支援の場合で尾道タケタケ1瓶と、しょうゆ味の「尾道メンマ」100㌘を送る。商品発送後の2月からは集まった支援金を使い、幼竹の加工環境を拡充するほか、25年度の収穫〜商品化を予定。販売で得た収益をさらなる山林整備に活用する計画だ。藤本社長はアフリカからの帰国後に福山臨床へ入社。担当した新事業「特定保健指導のDX」は、広島県が急成長企業の創出を目指す「ひろしまユニコーン10」22年度プログラムに採択された。同事業でカーブアウトし今年2月にFML社を設立。特定保健指導の業務委託サービスや、指導を実施する機関への管理システム、アプリの提供などを手掛ける。
担当記者:近藤