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訪問看護のナースアンドクラフト(呉市豊町久比、深澤裕之社長)は、スマートウオッチを活用した高齢者向けヘルスケアサービス「スタートウェル」を県外へ展開する。デジタル技術の社会実装を支援する愛媛県のプロジェクトに採択され、9月から高齢者の睡眠改善に絞った実証実験を行うほか、11月から東京でテストマーケティングに着手した。同サービスは心拍数、歩数、睡眠状況などを測るスマートウオッチ、栄養状態を調べる簡易尿検査キットなどの情報を基に、看護師が毎月訪問。運動や食事などの健康管理について助言する。大崎下島で2020年から始め、運用やデータ活用の知見が得られたと判断し、事業を拡大する。愛媛県では薬局や介護事業のフェスレック(松山市)と連携し、同市内の十数世帯で実施。フェスレックの看護師が高齢者宅を訪れ、睡眠改善策を伝える。数カ月間の検証後、同県内の他の医療機関、介護事業者にも協業を呼び掛ける。東京では食材宅配、家事代行など非医療系の事業者と連携。ナース社の看護師が遠隔で利用者の健康相談に乗る形を採る。深澤社長は「高齢化社会で医療・介護人材が不足する中、生活習慣の改善などで病の『一次予防』の重要性が増している。人口の多い東京や地方の都市部を中心に需要を取り込み、利用者を現在の数十人から2年以内に1000人まで伸ばしたい」と意気込む。
担当記者:大島