「可搬式非常用制御盤」を開発

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制御盤メーカーの八洲制御システム(安佐北区深川、若狭文雄社長)は親会社の八洲電機(東京)と共同で、人力で運搬できる「可搬式非常用制御盤」を開発した。主に鉄道会社向けに、自然災害や機器トラブルなどで変電所・電気室の制御盤が使用不能に陥った際の代替手段として提案し、短時間での復旧を後押しする。国土交通省によると、近年の時間雨量50㍉㍍超の短時間強雨発生件数は約40年前の1・5倍に増えており、制御設備に対する落雷被害もしばしば発生しているという。これまでの復旧策は部品交換などの修理が一般的だったが、顧客の声を受けて非常時用に同製品を開発。鉄道会社で使われる通常の制御盤が約600〜800㌔㌘あるのに対し、同製品は分割式の構造にすることで、1ユニットあたり約37〜47㌔㌘と係員2人で取り扱える重さに抑えた。キャスター付きでコンパトなため、機器トラブルの際はワンボックス車1台にまとめて積載し、制御盤の配線をつなぎ替えるだけで運用できる。多機能保護継電器を備え、特別高圧から低圧まで幅広い電圧の電源設備ほか、遠隔制御システムと連携した運用にも対応する。さまざまなメーカーの機器に合わせてカスタマイズでき、既に東急電鉄(東京)に2台の納入実績がある。今後はBCP(事業継続計画)に力を入れる大手製造業の工場などの需要も見込む。

担当記者:高見

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