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高齢者の後見人引き受けや資産管理などを行う(社)人生安心サポートセンターきらり(中区基町、橋口貴志理事長=司法書士法人ありがとう代表)は、中区舟入幸町9―19で7階建ての多世代交流施設「きらりビル(仮)」建設プロジェクトに乗り出す。2026年夏ごろの完成を予定。上層階は単身の高齢者や学生、ひとり親家庭など向けの賃貸物件とし、1〜2階は地域に開かれた「みんな食堂」を運営するなど、入居者や地域住民の幅広いつながりを生む場所を目指す。広島電鉄江波線が通る道路に面する土地168平方㍍を既に購入。来年8〜9月に着工を見込む。4〜7階の賃貸物件は計8部屋で、うち高齢者に4部屋、学生など若者と、ひとり親家庭に2部屋ずつを割り当てる計画という。3階にはイベントや講習会などができる一般向けの多目的スペースが入る。1〜2階の食堂では20以上の席を設け、一般利用にも対応。入居者やボランティアなどが食堂の運営を担い、低価格で食事を提供するほか、例えば高齢者には運営に携わることで社会参加の実感を得てもらう狙い。また屋上には入居者用の家庭菜園、一般利用階にはおむつ替えや授乳スペースの設置も予定している。同プロジェクトは国土交通省の23年度「人生100年時代を支える 住まい環境整備モデル事業」に採択された。立案や実行に当たっては、橋口理事長が広島大学法学部の卒業生という縁を生かし、広大の建築学・心理学の研究者も協力。基本設計は福祉施設の設計・監理に実績がある地域総合設計(中区、佐伯博章代表)が担い、老若男女を問わず安心して利用できる工夫を施すという。橋口理事長は「こうした施設は、ドイツが国策として取り組む〝多世代の家〟など海外では増えているが、国内では珍しい。高齢者だけでなく、社会貢献やイベント運営などに関心を持つ若者らに集まってもらいたい。今後も同様の施設を増やし、相互に連携しながらシナジーを高める地域密着の構想を描いている」と話した。同法人は、司法書士として遺言や相続などの相談を受けてきた橋口理事長が11年に設立。身寄りのない高齢者が安心して暮らすためのサポート全般を手掛けている。延べ会員数は400人以上。

担当記者:近藤

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