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来年3月24日開業へ、広島の玄関口となる広島新駅ビル「ミナモア」の準備が着々進む。地下1階から、植栽で四季折々楽しめる屋上含む9階まで随所に居心地の良さと広島らしさにこだわる環境づくりに知恵を絞り、〝全館カフェ〟を前面に打ち出す。全ての人にそれぞれフィットする居場所のある空間デザインを目指す。運営するJR西日本グループ・中国SC開発は4年前から100カ所に上る大型SCや都心の複合ビルなどの視察を重ね、併せてマーケティングも行い広島人の志向性を探った。保々宗男駅ビル建設部長は、「調査では、自然や都会のほどよい生活空間にあって現状に幸せや満足を感じる傾向がみられた。東京や大阪などに感じられるキラキラ、ギラギラした先進的な刺激を求めるよりも、どんな場所ならゆっくりし、人とつながれるのかを考えた。併せて百万人都市という広島の街をどう表現し、広島の人の誇りや自分らしさが等身大で伝わり、おしゃれに過ごせる時間をどう実現させるか。そうして着想を得たのが北欧の暮らし。スウェーデンの考え方Lagom(ちょうどよい、自分らしく無理なく快適)を環境デザインのエッセンスとした」昨年、フィンランドとデンマークを視察。図書館や公園など公共施設内でも居心地の良い魅力的な環境づくりがなされており、人々が憩う様子を実際に目にして大いに触発された。豊かさのヒントがあった。北欧はSDGs先進国でもあり、近年、サステナブルな乗り物として見直される路面電車が、新駅ビル2階に直接乗り入れる空間構成はまさに象徴となる。「ミナモア発進には多くの広島の方の思いや期待も込めている。地元と共に在り続けていきたい」店舗面積2万9500平方㍍(うちシネマ4500平方㍍)に188店舗(12月時点)が居心地に華を添える。ワクワクが止まらない。
担当記者:藤井