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ふりかけ製造などの三島食品(中区南吉島、末貞操社長)は、2024年12月期決算で前期比8%増の売上高151億円(集計中)を見込んでおり、過去最高を更新する。引き続き家庭用が好調推移し、看板商品「ゆかり」を〝脇役〟にする「メイン食材販売支援プログラム」の実践が成果を上げる。取引先商品の販売促進とともに調味料に使うふりかけ需要を創出。今期も脇役戦略を展開し増収ペースを維持する。

期中に本格化したメイン食材販売支援プログラムは青果や鮮魚、精肉などの食材と合わせた販売展開が奏功。ゆかり1㌘入りサンプルを付けて店頭販売してもらったところ、野菜が高騰する中で消費を喚起。キュウリなどが3〜10倍の売れ行きを示したという。レシピ提案や販促物も無償で提供し売り場を活性化する。現在、流通大手など20社以上に導入が進み、引き合いも増えている。生鮮品に加え、総菜用にも提案していく。調味料として使う需要を掘り起こし、ふりかけ全体の売り上げを押し上げる一方、ゆかりの姉妹品ラインアップなどがSNSなどで話題になり、商品ネーミングとも相まって販促に一役買った。ゆかりとコラボするメーカー商品も増えている。一方、業務用はコロナ禍から回復軌道に乗り、希釈タイプの赤シソ飲料やマイナス18度以下保存シリーズの生タイプふりかけが好調。生ふりかけは朝食が無料のビジネスホテル向けなどに受け皿やスプーンもセットで納め、人手不足対策として支持されて拡販が続く。家庭用に拮抗し、売上比4・5に伸びている。業務用と家庭用の売上比は従来6対4だったが、今期は半々になる見通し。ゆかりの原材料、赤シソの生産地は国内8カ所と中国北部だが近い将来、タイ産の調達を計画している。

担当記者:藤井

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