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ひろしま環境ビジネス推進協議会(事務局=広島県)は3月4日、県内5社が参加した環境・エネルギー分野の新事業創出プログラムの成果報告会を開き、審査員賞にマエダハウジング(中区八丁堀)を選んだ。同社は空き家を活用した室内農業の定額制サービスを発表。参加者が選ぶオーディエンス賞はサンフレッチェ広島が受けた。
リフォーム業のマエダハウジングは室内農業装置開発のカクノウ(兵庫県)と協業。増え続ける空き家にフローリングなどの建築廃材を活用した農業装置を設置。身近に農業を楽しむことができ、地域のコミュニケーション拠点として家を解体せずにそのまま活用する。遠隔地に住む家の所有者から運営を請け負うモデルなどを計画。今夏のサービス開始を目指す。イベント当日は農業装置のモデル機を公開した。両社の強みが生かされており、事業化の実現性の高さなどが評価された。サンフレッチェはごみのアップサイクルを手掛けるジョイクル(東京)と組み、刈り芝や食品容器などの廃棄物をスタジアム内で処理し、土壌改良剤などにアップサイクルする事業を発表。小型資源化装置を設置し、廃棄物の有効活用、環境に優しいチーム運営の訴求などにつなげる。継続して事業化検討を進める。このほか常石商事(福山市)は、瀬戸内海の潮流を生かした再生可能エネルギーの創出事業を発表。リアルタイムの海洋データ取得や水産DXを実現する新型スマートブイの開発・設置などを構想する。自動車販売の広島トヨペット(西区)は、メーカーからの納車時に車両に貼られる新車保護フィルムをケミカルリサイクルする事業案を、デニム製造のカイハラ産業(福山市)は年間30万㌧に及ぶ排水を新たな方法で処理し、そのモデルを海外展開するプランを紹介した。同プログラムは、県内企業が抱える環境・エネルギー分野の課題に対して、全国からパートナー企業を募り、両社が協業しながら新事業の創出に取り組んだ。運営はオープンイノベーション支援のeiicon(東京)、週刊広島経済レポート発行の広島経済研究所が手掛けた。イベント当日は、昨年度参加の石崎ホールディングスとクニヒロによる事業の進ちょく発表もあった。
担当記者:梶原