岡崎純也税理士事務所やファイナンシャルプランニングの(株)FAMZなどでつくる未来会計FAMZグループ(中区舟入町、岡崎純也代表)は、従業員一人一人の人生設計を基に企業の事業計画を作成する「ライフライン経営」支援業務を始めた。実績を重ね、数年内には同事業の一般社団法人化を計画。伴走支援する独自の「未来計画士」を育成・認定し、同業他社への水平展開を目指す。FAMZグループ内で同手法を採り入れて事業計画を策定したところ、従業員のエンゲージメント(会社に対する愛着心)が高まったことから事業化した。ライフライン経営は経営者も従業員も区別なく、互いの人生の歩み(ライフライン)を共有。これにより育まれた価値観や理想とする未来への歩み(ミライライフライン)を分かち合い、実現させるための事業計画を協力して策定する。会社からの一方的な数値目標やノルマではなく、それぞれの理想とする年収や勤務体系、業務内容を事業計画に落とし込めるため、より納得感が得られるという。3月22日、医院開業、後継者向けにワークショップセミナーを開催。今後も定期的な説明会などで周知を図る。オプションで、計画達成の伴走支援も用意。税理士としての知見を生かし、財務分析、課題の抽出といった経営状況の分析や、事業の実施に必要な支援・助言などを行う。岡崎代表は「社長が会社の事業を通じて達成したいことがあるように、従業員たちにもかなえたい未来がある。従業員の考えを深く知ることが、強い組織をつくる第一歩になる」と話した。

担当記者:高見

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