東証プライム上場で牛モツ加工品「こてっちゃん」など製造のエスフーズ(兵庫)は、廿日市市地御前5―318―72ほかに食肉加工場「広島営業所・広島ミートセンター」(仮称)の新築移転を計画している。西区扇のミートセンターと佐伯区八幡東の営業所を集約して効率を高め、新規開拓や既存客への営業強化につなげる。生産能力は現在から約1・5倍に高める方針。用地は廿日市インターチェンジから南側に車で5分ほどの宮島街道沿いに位置する。回転ずし店など運営の鮮コーポレーション(安佐南区大塚西)本社跡地4445平方㍍で、既に更地になっている。計画によると建築面積は2017平方㍍、2階建て延べ2815平方㍍。5月に着工し、2026年度内の稼働予定としている。嶋田都市建築設計事務所(中区上幟町)が設計、施工業者は未定。同社は全国に営業拠点28と11の生産拠点を置く。国産牛の加工数は国内トップ級の年約9万頭、神戸ビーフの海外シェアは90%以上という。近年の飼料、物流コストの高騰を受けて古い施設・設備の整理や拠点の集約を進めており、23年には神戸営業所を大阪営業所に統合した。県内の2拠点はいずれも開設から15年以上が経過していた。25年2月期の連結売上高は前年比4・7%増の4450億円を見込む。

担当記者:道本

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