自動車学校運営のロイヤルコーポレーションは4月1日付で持ち株会社制へ移行するなど経営効率を高め、HD外の寺岡有機農場を含む寺岡企業グループで30年の目標に掲げる、グループ年商100億円に向けた取り組みを加速する。福山、広島の自動車学校や小型船舶教習所などの運営は、それぞれ新設した事業会社で行う。ロイヤル社は「RTホールディングス」に社名変更し、食品関連など既存のグループ会社を含む9社を統括。本社は安芸区船越南からロイヤル社の福山本部だった同市松永町に移し、社長は引き続き寺岡晋作氏が務める。HD本社に近接する教習所の福山校は新会社「ロイヤルドライビングスクール」、旧ロイヤル社の本社近くにある広島校は「同広島」、中四国エリアを中心にクレーン、フォークリフト、溶接などの資格講習を行うスクールは「ロイヤルパワーアップコーポレーション」、関東〜九州の船舶教習所は「ロイヤルマリンコーポレーション」が担う。既存のグループ会社からは、しょうゆ製販の寺岡有機醸造、24年にグループ入りしたレンコン加工の広中食品(山口県岩国市)と菓子製販の共楽堂(三原市)、江南自動車学校(愛知)のほか、三ツ境自動車教習所の運営で今年1月に全株式を取得した三鈴興業(横浜市)の5社がHD傘下に入る。HD全体の売上高は24年3月決算期ベースで約65億円、従業員数748人。

担当記者:近藤

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