美容サロン運営などのクリエイティブラボホールディングス(赤井友昭社長)は4月2日、新事業としてインキュベーション施設「Hiroshima FOUNDERS(ヒロシマファウンダーズ)」を中区白島北町10―11の本社機能を持つ建物内に開いた。2010年の個人創業後、グループ11社・20事業以上、海外の関連会社を含む合計売上高20億円規模へ成長させた赤井社長の経験を生かし、起業に関する悩み・課題の解決に向けたサポートを提供するほか、不定期で起業家による講演を開くなど、各利用者のフェーズに応じた創業支援を行う。3階建て延べ約360平方㍍。1階にフリーデスク(15席)とブース2席、個室1室を、2階にはフリーデスク(5席)、会議室2室とキッチンコーナーを、3階は個室1室を備える。利用料は月額2万900円〜で、複合機やロッカー・ポストの利用は別途費用が必要。起業支援に加え、系列会社が手掛けるSNS運用代行、動画制作、写真撮影などの業務を利用者に担ってもらい報酬を支払うことで、資金面で苦労しがちな起業家が収入を得られる環境も整える。赤井社長は「ユニークな事業で今後の成長を期待できる利用者には投資も検討している。事業成功へ導ける施設を目指したい」と話した。同社はこれまで、美容関連サービスのクリエイティブラボ(中区)のほか、SNS運用代行や保育園運営のピーカブー(安佐南区)、ベーカリー事業のスタジオブロス(中区)の設立など事業拡大を続け、グループ従業員数は約360人。同施設は事業再構築補助金を活用しながら4年がかりで開設した。

担当記者:道本

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