西日本建設業保証広島支店の公共工事の前払金保証先を対象にした調査で、2024年度の県内の公共工事動向は請負金額が前年度比9・9%減の2772億100万円だった。発注者別は「市町」が23・9%減の1180億円で、福山市のゴミ処理施設整備や23年度完成の広島市のサッカースタジアム建設など大型案件の反動が出た。災害復旧工事が一服した「県」は17・5%減の552億円だった。一方、「独立行政法人等」が29%増の217億円で、広島呉道路(クレアライン)の4車線化工事などが寄与した。これ以外の内訳は「国」が20・5%増の409億円、「その他公共的団体」が18・6%増の411億円ほか。
担当記者:道本