広島電鉄(中区東千田町、仮井康裕社長)は路面電車の新路線「駅前大橋ルート」の開業日を8月3日に決めた。路面電車として全国で初めて駅ビル2階に乗り入れ、JRとの乗り換えが便利になる。広島駅から稲荷町交差点を経由し、新設の松川町電停や比治山町交差点を結ぶ全長1・1㌔。八丁堀・紙屋町―広島駅の所要時間は、的場町から猿猴橋町電停を経由する場合と比べて約4分短くなる。猿猴橋町電停は廃止。6月上旬から試運転、施設点検、約250人の運転士の訓練を進める。仮井社長は「新線が街や人と共に育っていくことを期待している」と話す。的場町、八丁堀、市役所前、皆実町六丁目、段原一丁目、的場町などと循環する新ルートを来春に始める予定。駅前大橋ルートと合わせて、都心部の回遊性を向上させる。軌道工事に伴い、的場町、段原一丁目の両電停を8月3日から休止する。

担当記者:大島

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめの記事