マツダは2025年3月期の生産販売状況を発表した。海外生産は米国(前期比約58%増)がけん引し、3期連続のプラスだった。一方、国内が減ったことから世界生産は3期ぶりのマイナスとなった。海外生産は同9・2%増の45万8524台で、うち米国が11万3576台。昨年にハイブリッド仕様を追加したCX―50が大幅に増えた。メキシコは21万4317台で3期連続のプラス。国内は同6・3%減の74万8545台。ラージ商品を造る防府工場が25%近く伸びたが、広島工場はCX―8の製造終了などが影響し約23%のマイナスだった。世界生産は同1%減の120万7069台。世界販売は同5%増の130万2544台で2期連続のプラス。米国では同15・9%増の43万4590台を売り過去最高だった。国内は同5・2%減の15万1726台。欧州も3・4%減り17万4315台。世界全体の実績は今年2月時点の予測値133万台に及ばなかった。3月単月は、海外生産が前年同月比10・1%増の4万71台で3カ月連続のプラス。国内と世界生産はともに2カ月連続のマイナスでそれぞれ5万6529台(同11・7%減)と9万6600台(同3・8%減)。世界販売は同14%増の13万2359台で10カ月連続のプラス。国内も4カ月連続で伸び、同22・9%増の1万9806台だった。
担当記者:近藤