「洋服の青山」の青山商事(福山市)は4月、CO2排出を実質ゼロにするグリーン電力の導入実績が全国のオフィスや店舗、物流センターなどの合計で100拠点を超えた。2024年度から3カ年の中期経営計画に定めた気候変動対策の一環。東京電力エナジーパートナーや沖縄電力のグリーン電力プランを用いて化石燃料由来でない電気を示す「非化石証書」を購入。23年春に先行導入した本社や東京オフィスなど5拠点を皮切りに、昨春には東京、広島、高知、沖縄の店舗や物流センターなど70拠点を加えた。今回は岡山、島根、鳥取、山口の26店に範囲を広げ計101拠点。25年度の再生可能エネルギー導入率は全体の約20%となり、中計目標値18%を1年早く上回る見込み。このほか、全店でのLED照明化や、省エネ空調への変更などの取り組みも進めている。
担当記者:道本