サクラオブルワリーアンドディスティラリー(廿日市市桜尾、白井浩一郎社長)は、開栓後すぐに飲めるRTD飲料のジントニック市場に参入する。第1弾として「桜尾ジン オリジナル ジン&トニック」を全国のローソン、ナチュラルローソンで5月20日に売り出す。5月22日に中四国、29日に都内のセブン―イレブンで段階的に発売し、全国の量販店では6月2日から。同社のジンは2018年に米国でトップクラスの鑑評会で国産初の最高賞を受けるなど、国内外で高く評価されている。県産かんきつ類などに由来する清涼感のある香りが特徴という。アルコール分6%。350㍉㍑缶入りで211円。RTD飲料の世界市場は18〜23年の6年間で184億㌦から419億㌦へ拡大。同社は「その一方、国内では低アルコールの甘い酒や酎ハイ、ソーダ割りといったドライ系が主流で、ジントニック市場は競合が少ない。同市場でシェア1位を狙うため、今後はフレーバー展開に注力したい」としている。

担当記者:額田

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