システム開発のドリームネッツ(福山市元町、井上一成社長)は大阪万博閉幕後のパビリオンの移築先などを募るウェブサイト「ミャク市!」で、建材や設備のオークション機能の構築を担った。日本国際博覧会協会からサイト全体の企画・運営を請け負う同業のJEMS(茨城)から受託。エアコン、照明器具といった設備や、柱、天井などの資材を扱うオークションサイトとその管理システムを制作した。最高額を付けた人が落札する一般的な方式に加え、同額入札者の自動抽選、大阪府内の自治体や企業の優先購入といった機能を設けた。自社パッケージを基盤としており、納期やコスト面での優位性、全国展開のリユース事業者などへの納入実績が評価されたとみる。同パッケージは、実際のオークション会場との併催、ライブ配信を活用したオークションなどの機能追加を進めており、多業界に訴求する。
担当記者:大島