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今季、カープの4番は誰なのか。もちろん期待通りなら、2人の新外国人(レイノルズとシャイナー)のいずれかが務めるだろう。しかしまだその実力が読めないため、現時点で流動的と言わざるを得ない。とすれば、次善の選択肢(一種の保険)を考えておかなければならない。シーズンを通して、この役割を今季39歳になる松山竜平に背負ってもらうには少々無理がある。彼には思う存分に働いてもらいたいが、やはり試合の後半や得点機での代打起用が中心になる。他に昨季のように上本崇司、菊池涼介らの起用も考えられる。しかし、これも長期になると難しい。〝本命は末包昇大〟と唱える専門家やファンが多いが、彼にはできるだけプレッシャーのかからない打順でのびのびと打たせたい、という考えにも説得力がある。そうなると消去法になるが、昨季の終盤に堂々と4番を張った堂林翔太に視線が集まる。彼は昨季100試合に出場し、打率2割7分3厘、12本塁打、35打点で十分に存在感を示した。それに終盤の大事なときに4番を務めたことが評価され、年俸が1400万円アップの6400万円(推定)となった。しかも彼は大瀬良大地から選手会長を引き継ぎ、チーム全体を見る立場にもなった。一人の堂林ファンとして思いを記しておく。堂林に〝4番の資質〟があるのかと聞かれるのなら、私はそうでもないと答える。しかしその一方で、本人がそう望まなくても、周囲(ファン)がそうさせたいと願う選手はいる。それがカープの〝申し子〟堂林である。今季こそ「真の4番・堂林」を渇望している。
プロフィル
迫 勝則(さこ かつのり) 1946年生まれ。マツダ退社後に広島国際学院大学部長などを務め、執筆・講演活動を続ける。近著は「森下に惚れる」「逆境の美学」