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市内4拠点で自動車や建築業界向けに鋼板の加工・販売を行っている。卸売業の営業を経て入社し、51歳で3代目社長に就いた。専務として社長の背中を追いながら経営を学んでいた40歳の時、西区商工センターへのレーザー工場の立ち上げを経験した。当時、レーザー加工を行う会社は少なく、取引先が困っている様子を見て力になりたいと思ったのがきっかけだった。年商と同じくらいの借金が必要だったが、受注の約束を取り付けるなど準備に走り回り、1年かけようやく社長を説得できた。CADの図面の書き方はおろか見方すら分からない素人だったので、新入社員と共に京都の学校で学ぶところから始めた。ようやく工場が稼働しても、受注した仕事がふたを開けると大赤字だったり、お客さまの要求に応えられなかったり、トラブルの連続。プレッシャーから1年ほど胃腸が優れなかったが、「一緒に心中する覚悟だ」と任せてくれた社長のためにも、絶対に失敗はできないと自分を奮い立たせた。毎日、夜中まで加工を続けるうち、次第にお客さまが仕事を紹介してくれるようになり、軌道に乗せられた。4年前に安佐工場を興した時も、地元の鉄工所さんが仕事を教えてくれた。人とのつながりが事業と同時に自分も成長させてくれているように感じる。業界に入り40年になるが、まだまだひよっこ。決して自分を一流だと思わず、取引先や知人経営者、社員など全ての人から学び続けたい。