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高校3年と2年、小学4年の3人の息子がいる。長男が2歳になった2009年、私は〝専業主夫〟になると決めた。私自身が専業主婦の母に育てられ、保育圏に預けるのはかわいそうと考えていたからだ。看護師の妻のおかげで経済的にはやりくりでき、仕事は子どもが小学2〜3年になったら復帰すればいいかと軽く考えていた。主夫生活は120%で頑張った。弁当は「キャラ弁」にし、食品表示検定など資格も取得。そうやって気負っていた背景には、男が家庭に入る後ろめたさがあった。親子が過ごせる自治体運営のオープンスペースに行くとママばかりで、男の肩身は狭かった。そこから救われたのはブログでの情報発信だった。子ども連れにお薦めの場所などをまとめていると、公民館などから父親向けの講演依頼が来るように。もし主夫の役割だけだったら、きっと精神的につぶれていたと思う。それからは自身の経験を基にパパ同士のつながりをつくろうと、育児の傍らで11年からパパ支援の活動を少しずつ開始。今は親子イベントの開催や子育て相談所の運営などを手掛けている。年の離れた三男の誕生は、私の子育て観を一変させた。既に協会の活動があり、子守りで作業を止められることにイライラが蓄積。この時初めて、わが子を保育園に預けたいと思うように。「保育園=かわいそう」の固定観念が覆った瞬間だった。今はこの仕事が楽しい。男性の育児休業取得が推進され、私と同じように悩むパパは増えるはず。その思いに寄り添いたい。
担当記者:梶原