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自利利他という言葉を糧としています。人の幸せや利益のために修行し、努力することが、自らの利につながるという仏教用語で深い意味があるが、日々の中で私なりに解釈しながら、行いや商いもそうありたいと思う。しかし、自分がよかれと思っても相手がそう思うかどうか、ここが厄介なところ。常に謙虚を心掛けている。そもそも、物事は一人だけでは成り立たない。みんなでやるから仕事は楽しく、苦難を乗り越える喜びも分かち合える。日々の学びも大きい。祖父も父も仏壇の塗師。だが父は販売に軸足を移し、長男の私に仏壇店の家業を継いでほしいと望んだ。3代目として現在、中区堀川町の仏だん通りで仏壇製造販売店を営む傍ら、まちなか西国街道推進協議会の事務局長を務める。市の楕円形都心づくりに連動させながら連綿と今に続く広島の歴史や文化を伝え、人が行き交う街の回遊性も高めていければと願っている。仏だん通りは料飲店が集積する繁華街にあり、西国街道が江戸の動脈を担っていた頃には仏壇店が軒を連ねていた。協議会は地域商店街が任意で始めた活動が母体。マップづくりやマンホールふたの絵柄、時代行列など活動の輪を広げてきた。毎年絵柄を変え、歴史を可視化する〝街道山車〟の構想を練っている。利他でやりたい。
担当記者:藤井