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9月に入ってからカープが大失速した理由の一つは、本格的な優勝争いになって選手の意識が空回りし、本来のプレーができなくなったことにある。その結果、これまで機能していた〝新井采配〟が裏目に出るようになった。さらに言えば、それを乗り越えるだけの戦力の厚みが足りなかった。「代打の圧力不足」もその一つだった。前半戦はそれでも代打の切り札・松山竜平がよく働いた。しかし彼が極度の不振に陥ってから問題が顕在化した。後半戦から頻繁に代打で登場した二俣翔一、田中広輔はいずれも打率1割台。そして終盤戦で一時多用された磯村嘉孝も不発(0安打)に終わった。言うまでもないが、代打というのは代わられる打者よりも期待感が大きくないと意味がない。つまり代打によって相手チームに圧力をかける役割があるのだ。ところがカープファンは何度、大事な場面で代打の初球凡退を目にしたことだろうか。一方で巨人の長野久義、オコエ瑠偉。阪神の糸原健斗、原口文仁。DeNAの筒香嘉智、楠本泰史。中日の中田翔、川越誠司。ヤクルトの川端慎吾、青木宣親。いずれも代打で相手チームに強い圧力をかけていた。この戦力の差は非常に大きかった。カープの代打起用は松山のケースを除き、基本は「経験しながら育てる」という方針の下にあったように思う。前半戦はそれでもよかったが、優勝を争うというステージになると、正直に言って力が足りなかった。宇草孔基、中村健人…、選択肢は他にもいろいろあったと思う。これは来季への大きな課題の一つである。

プロフィル

迫 勝則(さこ かつのり) 1946年生まれ。マツダ退社後に広島国際学院大学部長などを務め、執筆・講演活動を続ける。近著は「森下に惚れる」「逆境の美学」

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