
この記事は有料会員になると
読むことができます。
会員特典
- 限定記事が読み放題独自取材や深掘り分析の記事を有料会員限定で公開。
- 専門家の特別解説動画経済や業界トレンドを解説する限定動画をお届け。
- 広告の非表示化すべてのページで広告なしの快適な閲覧体験を提供。
- 関心分野のニュース配信好みに応じた記事を厳選し、毎日メールで配信。
オリジナルコンテンツが読み放題
-
ピックアップ 2024.12.23
新造船受注量 24年度上期は前年比20%増 30年に向け増加の潮流予想
-
ピックアップ 2024.12.23
ディスカバー東広島 酒蔵観光×相乗り実証実験 遠方地への回遊性向上を目指す
-
ピックアップ 2024.12.23
ティーエーティー(京都) 八丁堀に12階建てホテル 「PIECE広島」5月着工、来年11月開業へ
2023年と24年。DeNAは2シーズン連続でセ・リーグ3位。23年はクライマックスシリーズのファーストステージでリーグ2位のカープに敗れたものの、24年は2位の阪神、1位の巨人を連破し日本シリーズへ。ソフトバンクが圧倒的有利という予想の中で、ついに完璧な〝下克上〟を達成した。その原動力はいった何だったのだろうか。横浜での2連戦。DeNAは予想通り強かったソフトバンクに2連敗を喫す。早々に〝やっぱり〟という気が流れ始めた。しかし連敗の試合後、キャプテン牧秀悟が、選手を集めて三浦大輔監督抜きのミーティングを実施した。「もう一度気合を入れて思い切りやろう!」。福岡へ移動してからのDeNAが別のチームのように生まれ変わり、その後4連勝。伏兵だった桑原将志のバットは〝打ち出の小槌〟状態。CSから好調を維持していた戸柱恭孝の快打。そして高卒5年目(22歳)の森敬斗の巧みな適時打。皆が自分の打撃に徹する。特に順番を変えながらクリーンアップを組んだ佐野恵太、オースティン、宮崎敏郎は必ず誰かが打った。時には全員が打って大量点を奪う。彼らはメディアから〝令和のマシンガン打線〟と呼ばれた。来シーズン、カープはこのDeNA打線に太刀打ちできるのだろうか。多くのカープファンがそう思っただろう。そこにはいくつもの学ぶべき点があった。選手たちの自主的なミーティング。打線の中の役割意識。個々のスキル向上。強いメンタル。まだ時間はたっぷりある。来季こそ、圧倒的で破壊力のあるカープ打線を見たい。
プロフィル
迫 勝則(さこ かつのり) 1946年生まれ。マツダ退社後に広島国際学院大学部長などを務め、執筆・講演活動を続ける。近著は「森下に惚れる」「逆境の美学」