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2月7日、純米原酒「木桶生酛ver・1・0」を発売した。藤井製桶所(大阪)に学び、一から自作した木桶(きおけ)を醸造に使用。乳酸と酵母を加えず、酒蔵に浮遊する酵母などの自然発酵を促す伝統的な生酛(きもと)造りを採用した。「約2700㍑と370㍑の二つの桶を作り、今回は試験的に小さい方を使用。昨年醸造し、約10カ月熟成させて深いコクを出しました。冷酒ではキレ、燗(かん)ではまろやかな味わいがあります。温度や熟成による変化を楽しんでほしい」

手間と時間のかかる生酛は20年間の蔵人生活で初。発酵が始まるまでは夜中に飛び起きるほど不安で、何度も桶をのぞいたという。「自らの手で触れて観察することで微妙な酒質の変化に気付くようになりました。どの酒造りでも発酵は一度始まると止められない。数日かかる成分分析を待たずとも工程をタイムリーに調整できる技量が付いたことで、他に手掛ける酒の質も上がったと実感。これからもより多くの方においしい酒を届けたい」今回できた酒は直営オンラインストアで200本を販売。720㍉㍑2200円。精米歩合69%。
担当記者:額田